元シールズへの中傷は「違法」 ツイッター投稿に賠償命令

判決後、記者会見する原告の福田和香子さん=1日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 安全保障関連法に反対した若者グループ「SEALDs(シールズ)」の元メンバー2人が、デモ活動により不当な対価を得たなどとするツイッターへの投稿で中傷されたとして、東京都の女性に計990万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は1日、投稿の違法性を認め、計99万円の支払いを命じた。

 藤沢裕介裁判長は、投稿内容は「独自の見方や単なる臆測にすぎず、真実相当性がない」と指摘。大半の投稿について「原告らの社会的評価を低下させた」として名誉毀損に当たると判断した。


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