大阪で501人感染32人死亡 渡航歴ない男性がインド株

大阪城天守閣(手前右)と大阪府庁(中央左)=4月、大阪市(共同通信社ヘリから)

 大阪府は20日、新型コロナウイルスに501人が感染し、基礎疾患のない30代男性を含む32人が死亡したと発表した。4月下旬に発症した60代男性がインド変異株に感染していたことも明らかにした。男性は最近の海外渡航歴がなく感染経路は不明。府内でのインド株確認は2例目で、市中感染の疑いがあるという。

 府によると、新たな重症者は25人。入院中の重症者は計372人で、府が確保した重症病床数を上回っており、うち38人が軽症・中等症病床で治療を継続している。

 吉村洋文知事は20日、緊急事態宣言期間に関し「来週の対策本部会議で再延長要請をするかを含めて議論する」と述べた。


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