変異株に再感染のリスク 軽症者・無症状者は注意

英国に由来する新型コロナウイルスの変異株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 新型コロナウイルスの従来株に感染しても半年〜1年後には、変異株に対する免疫を持っている人の割合は減少するとの研究結果を横浜市立大の山中竹春教授らの研究チームが20日、まとめた。特に無症状者や軽症者では再感染や発症を防げない可能性が高く、感染歴があってもワクチン接種は必要とみている。

 チームは新型コロナに感染して回復した約250人の半年後と1年後の血液中に、日本で見つかっている英国株やインド株などの四つの変異株に対する免疫「中和抗体」があるかどうかを独自に開発したシステムで解析した。


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