50代以下の死者3・5倍、大阪 第4波、変異株の影響で

 大阪府は19日、新型コロナウイルスの英国型変異株が猛威を振るう第4波では、死者のうち50代以下が占める割合が第3波の約3・5倍に上るとの分析結果を公表した。吉村洋文知事は府庁で記者団に「変異株は感染力が強いだけでなく若い世代が重症化しやすい」と述べ、府民に警戒を続けるよう呼びかけた。

 府によると、3月からの第4波で死亡した人のうち、50代以下は6・7%。1・9%だった昨年10月からの第3波と比べると急増した。死者の感染経路を見ると、52%が経路不明で、高齢者施設や医療機関のクラスター(感染者集団)が中心だった第3波とは傾向が異なる。


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