各国は政府代表派遣中止を 北京五輪で米下院議長

米下院のペロシ議長=2020年7月(UPI=共同)

 【ワシントン共同】米下院のペロシ議長(民主党)は18日、来年の北京冬季五輪について「外交的ボイコットを提案する」と述べ、選手は参加させつつも首脳ら政府代表の派遣は見送るよう各国に促した。中国当局による新疆ウイグル自治区での「ジェノサイド(民族大量虐殺)」を含む人権侵害などに抗議し「何も問題がないかのように進めることはできない」と訴えた。米議会では対中強硬姿勢が際立っており、中国の反発は必至だ。

 ペロシ氏は議会超党派のオンライン公聴会で「ジェノサイドが起きているさなかに各国首脳が中国に行けば、人権問題を語る際に道義面で疑問を突き付けられる」と指摘した。


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