2021年5月18日 18:36 | 無料公開
総務省消防庁は18日、患者の搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が10〜16日の1週間に、県庁所在地など52の消防で1804件あったとの集計を公表した。前週(3〜9日)より260件少なく、5週ぶりに減少した。ただ、前年同期と比べると39%増で、新型コロナウイルス変異株の感染拡大に伴う病床逼迫の影響が続いているようだ。
困難事案のうち、37度以上の発熱や呼吸困難などの症状があり、新型コロナ感染が疑われたのは641件。前週から118件減った。
地域別は、東京消防庁が前週から8%減の748件で最も多く、大阪市消防局が18%減の249件で続いた。