改正ストーカー規制法が成立 GPS機器、アプリの悪用禁止

 衛星利用測位システム(GPS)機器や居場所が分かるスマートフォンアプリの悪用を禁じた改正ストーカー規制法が18日、衆院本会議で可決、成立した。デジタル機器やインターネットを使い巧妙化する手口の摘発が強化される。改正は3回目で、8月にも全面施行の見通し。

 警察庁によると、GPS機器は、相手の承諾なく車や持ち物へ取り付けるだけで違反となる。位置情報の取得は、居場所が分かるスマホのアプリも対象にした。

 禁止命令は、書類交付が必要だったが、受領拒否や住居に帰らないストーカーもいることから、郵送や都道府県公安委員会の掲示板張り出しなどでも有効とした。


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