パンダ食べ残しの竹で彩る 南紀白浜のホテル中庭

パンダが食べ残した竹を使った明かりで中庭を照らす「竹あかりガーデン」=4月、和歌山県白浜町

 パンダが食べ残した竹を使った明かりで「インフィニートホテル&スパ南紀白浜」(和歌山県白浜町)の中庭を照らす「竹あかりガーデン」が始まった。地元の観光業の発展や新型コロナウイルス禍の終息への願いを込める。年中休まず夜通しでともし、午後9時までは一般客も見学できる。

 庭を彩る約200個の竹あかりの半数以上は、同町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」が飼育するジャイアントパンダが食べ残した餌の竹の幹部分。年間で約100トン分を食べ残すとされる。地元の住民や観光客らに竹に穴を開けてもらい、発光ダイオード(LED)を入れて点灯させている。


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