イタリアの接種者、感染8割減 コロナワクチンで調査

 【ローマ共同】イタリア国立衛生高等研究所は17日までに、新型コロナウイルスワクチンの接種を少なくとも1回受けた人の感染リスクが80%減ったとする調査結果を発表した。昨年12月下旬から今月上旬までに接種を受けた約1370万人を対象に調べた。

 入院リスクは90%、死亡リスクは95%減少した。調査対象者が接種したのは米ファイザー製と英アストラゼネカ製が大半を占めた。同様の調査はイスラエルと英国でも行われているという。

 イタリアで今月17日時点で接種が完了したのは人口の15%程度。同日発表された新規感染者は3455人で、ピーク時の4万人超から大幅に減少した。


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