2021年5月17日 18:18 | 無料公開
建設アスベスト(石綿)訴訟を巡り、最高裁が国の賠償責任を認める判決を出したことを受け、菅義偉首相が18日に原告団と会い、おわびを表明する方向で調整に入ったことが17日、与党関係者への取材で分かった。訴訟の早期解決を目指す与党のプロジェクトチーム(PT)は同日の会合で、国が原告に対し1人当たり最大1300万円の和解金を支払うといった内容の統一和解案を正式決定した。
会合には原告側弁護団の小野寺利孝弁護士らも出席し、和解案の説明を受けた。小野寺弁護士は会合後、和解に応じる意向を記者団に表明した。