4月ビール類販売、大手4社増加 飲食店の臨時休業反動で

 ビール大手4社の発泡酒や第三のビールを含むビール類の4月の販売実績が17日、出そろった。全社とも前年同月比で増加した。前年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う飲食店の臨時休業などで業務用の売り上げが大幅に落ち込んでおり、その反動で増えた。増加率は5〜27%だった。

 ビール類の販売数量はキリンビールが5%増、サッポロビールが7%増、サントリービールが16%増、アサヒビールは売上金額ベースで27%増となった。

 飲食店向けのたるや瓶商品が回復したほか、家庭向けの缶商品が伸びた。昨年10月の酒税法改正で減税のビールが好調だ。


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