列車混雑表現、新聞からスマホへ 国交省、時代に合わせ試行

列車内混雑率の表現の変化

 混雑率180%は、スマートフォンの操作がしにくい状態―。国土交通省はこのほど、列車内の混み具合の表現を巡り、従来の「新聞が読めるかどうか」に代えて「スマホの操作のしやすさ」を公的な資料に初めて取り入れた。「時代に合わせて新たに試した」と説明。継続的に使うかどうかは「未定」としている。

 国交省が昨年12月に鉄道利用者に実施したアンケートでは混雑率を9段階に分け、150%、180%、200%についてスマホを例にそれぞれ「操作は楽にできる」「操作がしにくくなる」「長い操作は難しい」と解説した。

 国交省の担当者は「回答者に分かりやすくしようと考えた」と話す。


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