照ノ富士、8戦全勝で勝ち越し 大関復帰で初、1差で貴景勝

照ノ富士が押し出しで大栄翔を下す。全勝で勝ち越しを決めた=両国国技館

 大相撲夏場所8日目(16日・両国国技館)大関照ノ富士は小結大栄翔を押し出し、8連勝で単独首位を守った。大関復帰場所を全勝で勝ち越すのは、大関転落が現行制度となった1969年名古屋場所以降で初めて。

 他の大関は貴景勝が妙義龍をはたき込んで1敗を守ったが、かど番の正代は小結御嶽海に押し出されて3敗目。朝乃山は豊昇龍の内掛けに屈し、元気なく4敗目を喫した。両関脇は高安が6勝目、隆の勝は5敗目。

 全勝の照ノ富士を1敗で貴景勝が追い、2敗で高安、御嶽海ら7人が続く。十両は宇良が1敗で単独首位に立った。


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