「難民の送還ではなく保護を」 東京、大阪で抗議デモ

ウィシュマ・サンダマリさんの写真を掲げ、入管難民法改正に反対する人たち=16日午後、東京都千代田区

 入管難民法改正に反対する市民らが16日、東京や大阪などで廃案を求め抗議集会やデモをした。参加者は名古屋出入国在留管理局の施設に収容中に死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんの写真を掲げ、「難民の送還ではなく保護を」などと訴えた。

 「第二、第三のウィシュマさんを出さないよう、廃案に追い込もう」。16日午後、東京の日比谷公園で、主催者の一人の出井博文弁護士があいさつ。集まった約180人が「刑罰ではなく在留資格を」などと書かれたプラカードを掲げ、霞が関や銀座を練り歩いた。

 大阪市でも抗議集会とデモが実施された。約200人がJR大阪駅近くを行進した。


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