近畿、東海も梅雨入り 平年より21日早く

近畿、東海が梅雨入りしたとみられる16日、名古屋市内の公園で雨にぬれるアジサイ

 気象庁は16日、近畿と東海が梅雨入りしたとみられると発表した。いずれも平年より21日早く、統計がある1951年以降、近畿は最も早く、東海が2番目に早い。昨年と比べると、両地方とも25日早かった。

 気象庁によると、今年は偏西風が通常よりも北に蛇行し、太平洋上の高気圧が北に張り出している。南から湿った空気が流れ込みやすく、各地で梅雨入りが早まる傾向にあるという。

 また、梅雨前線や発達する低気圧の影響で西日本から北日本は17日にかけて雷を伴う非常に激しい雨が降りそうだ。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒を呼び掛けている。


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