沖縄復帰から49年、基地に抗議 在日米軍施設、約7割が集中

米軍キャンプ瑞慶覧のゲート前で開かれた抗議集会=15日午前、沖縄県北中城村

 沖縄は15日、1972年の本土復帰から49年を迎えた。復帰に際し「基地のない平和な島」を求めたが、現在も在日米軍専用施設の約7割が沖縄県内に集中。住民らは在沖米海兵隊基地司令部が入る米軍キャンプ瑞慶覧のゲート前(北中城村)で集会を開き、過剰な米軍基地負担に抗議した。

 沖縄平和運動センターの山城博治議長(68)は、米中の緊張の高まりを挙げ「この島が戦争の最前線に立たされようとしている。島が再び、戦争の餌食となることを絶対に許さない」と声を張り上げた。

 政府は地元の反対を押し切って、米軍普天間飛行場(宜野湾市)を名護市辺野古に移設する工事を続けている。


  • LINEで送る