高速道路の深夜割引見直しへ トラック渋滞解消、国交省

 国土交通省は、高速道路の深夜割引を見直す。割引開始を待つトラックが都市部の料金所付近に並び、渋滞を引き起こしているためだ。適用時間帯を広げる一方、対象時間に一部でも走れば全体の料金を安くする仕組みはやめる方向で検討している。夏にも具体策をまとめ、渋滞解消とともに、運転手の待機時間をなくして労働環境改善につなげる。

 現在は午前0〜4時に高速道路へ入ったり出たりするほか、午後8時〜午前6時のように割引時間帯をまたいで走行した場合、対象外の時間を含む料金全体が3割引きとなる。自動料金収受システム(ETC)を利用する全車種が対象だ。


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