青森銀、みちのく銀合併へ 特例法適用目指し協議入り

共同記者会見を終え、記念撮影する青森銀行の成田晋頭取(左)とみちのく銀行の藤沢貴之頭取=14日午後、青森市

 青森県を地盤とする青森銀行とみちのく銀行は14日、合併に向けた経営統合の協議に入ると正式発表した。2022年4月をめどに持ち株会社を設立し、24年4月に合併することを基本方針とする。新型コロナウイルス感染拡大や人口減少で事業環境の悪化が続くことを見据え、経営基盤を厚くする。統合後は県内での貸出金シェアが7割を超えるが、同一地域の地銀再編を認める独占禁止法の特例法の初適用を目指す。

 青森銀とみちのく銀の21年3月期の連結総資産は、それぞれ約3兆6千億円と約2兆3千億円。単純合算で6兆円規模となり、東北地方で有数の金融グループとなる。


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