2都県6棟で階段の劣化確認 東京・八王子の崩落事故で国交省

 東京都八王子市でアパートの外階段が崩れて女性が転落死した事故に関連し、赤羽一嘉国土交通相は14日、施工した「則武地所」(相模原市)の手掛けた東京都と神奈川県の物件計166棟のうち、少なくとも6棟で階段の木材の劣化が見つかったと明らかにした。

 所在地は、東京都八王子市が5棟、神奈川県厚木市が1棟。事故が起きた物件は含まれない。赤羽氏は「危険性が判明した物件は自治体を通じて、所有者に改修など安全措置の徹底を求める」と述べた。

 国交省は物件がある自治体に対し、5月末までに点検結果を報告するよう要請。警視庁は則武地所の施工に問題がなかったかどうかを調べている。


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