「その場の対応で手いっぱい」 大阪に派遣、山梨の看護師

取材に応じる山梨大病院の山本雅弘看護師=4月、大阪市

 大阪府で新型コロナウイルス感染確認が連日千人を超えた4月後半、府の重症者用施設に山梨大病院から派遣された山本雅弘看護師(33)が13日までに共同通信の取材に応じ「1人の患者の治療や看護の経験を次につなげるより、その場を耐えしのぐことで手いっぱいだった」と振り返った。

 派遣先の「大阪コロナ重症センター」は大阪市内の病院敷地に設置したプレハブ施設。30床をフル稼働させるため人手を求めていた。山本さんは山梨大の派遣者募集に応じ、4月20〜30日にセンターで勤務した。

 スタッフ約120人は府内外からの混成チーム。「コミュニケーション上の間違いが起きないように常に気を配った」と振り返る。


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