署名収集人を選管に事前届け出 愛知、リコール厳格化で提言

 愛知県知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件を受け、県選挙管理委員会は13日、署名集めのルール厳格化を求める提言をまとめ、総務省に提出した。署名集めを担う「受任者」を事前に選管に届け出るなど不正を防ぐ仕組み導入が柱。

 署名集めは、リコールの請求代表者が受任者を募って行われる。愛知県知事リコールで提出された署名には、同一の筆跡のものが大量に見つかり、市町村の選挙人名簿に登録されていない無効な受任者が集めた署名が多数含まれていた。

 関係者によると、提言では、受任者の氏名や住所を事前に居住の各市町村選管に届け出る「委任届」制度などを盛り込んだ。


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