障害児死亡、遺族が検審申し立て 川崎の支援施設職員不起訴で

 川崎市中原区の障害児支援施設「川崎市中央療育センター」で2016年、短期入所中の男児=当時(9)=が死亡した事故で、業務上過失致死容疑で書類送検された女性職員を不起訴とした横浜地検川崎支部の処分を不服として、遺族が検察審査会に審査を申し立てた。12日、関係者への取材で分かった。

 事故は16年12月26日、重度の知的障害があった清水正和君に、職員が添い寝をしている時に発生。神奈川県警は19年11月、口や鼻をふさいだ状態にし、窒息死させた疑いがあるとして業務上過失致死容疑で職員を書類送検したが、地検支部が昨年6月に不起訴とした。


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