愛媛沖の瀬戸内海にイルカの群れ 松山海保、50頭泳ぐのを確認

愛媛県伊方町沖を泳ぐイルカ=9日(松山海上保安部提供)

 松山海上保安部(松山市)は11日、愛媛県伊方町の三机港沖の瀬戸内海で9日に約50頭のイルカの群れが泳いでいるのを確認したと発表した。この海域でこれほどの群れを見掛けるのは珍しいという。

 同保安部によると、三机港から北西約3キロの海上で9日午前11時半ごろ、巡視艇おきなみが群れを見つけた。群れの方から巡視艇に近づき、3分間ほどで見えなくなったという。

 群れは、海面から背びれを出したり水しぶきを上げたりしながら泳いでいた。巡視艇のスクリューでイルカを傷つけないよう、進路を急に変えないようにしたという。同保安部の職員は「50頭は聞いたことない」とコメントした。


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