サファリからヒョウ脱走、中国 3頭中2頭捕獲、3週間未公表

中国浙江省杭州市のサファリパークから逃げ出し、捕獲されたヒョウ=8日(中国中央テレビ電子版から、共同)

 【上海共同】中国浙江省杭州市のサファリパークから10日までに、ヒョウ3頭が逃げ出した。2頭は既に捕獲されたが、1頭は見つかっておらず、当局が大規模な捜索活動を展開。市当局は10日記者会見し、約3週間前に脱走していたと説明。脱走後速やかに公表しなかったとして、園に批判が殺到している。

 中国メディアなどによると、ヒョウは4月19日に逃げ出し、5月1日に初めて園外で目撃された。園は当初脱走を否定したが、8日に正式に認める声明を出した。公表遅れについて「パニックが起きることを懸念した」と釈明。3頭とも子どもで攻撃性が弱いとし、危険性の低さを強調した。


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