米加州、コロナ受け初の人口減 統計開始以来

 【ロサンゼルス共同】米西部カリフォルニア州当局は8日までに、今年1月1日時点の州人口(推計)が約3946万7千人で、前年から約18万2千人減少したと発表した。年間での人口減少は統計開始以来初めてで、出生数の低迷や移住者の減少に加え、多くの死者を出した新型コロナウイルス感染症の影響が背景にあるとしている。

 同州の新型コロナによる死者は8日時点で約6万1千人に上り、米メディアによると州別では全米最多。州当局によると、昨年はこの影響で死亡率が直近3年間の平均と比べて19ポイント増加した。

 昨年3月以降のビザ発給停止に伴い、国外からの転入者もマイナスとなった。


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