2021年5月9日 18:31 | 無料公開
栃木県は9日、4月に那須塩原市の二つの養豚場で豚熱(CSF)の感染が確認されたことを受け、関連する養豚場を含めた計約3万9千頭の殺処分を完了したと発表した。豚熱の感染が拡大した2018年以降、一度の殺処分としては全国最多。
県によると、延べ約1万4千人が作業に従事した。引き続き、埋却や施設の消毒を進める。
二つの養豚場で「死ぬ豚の数が増えている」と通報があり、4月16日に県が検査し、豚熱の疑いが判明。国の検査で17日に感染が確認され、同日夜に殺処分を開始した。
両養豚場の周辺では、野生イノシシの感染も確認されていた。