エルサレム連夜の衝突、緊張続く パレスチナ人64人が負傷

8日、エルサレムでパレスチナ人に銃を向けるイスラエル警察(AP=共同)

 【エルサレム共同】イスラム教のラマダン(断食月)の始まった4月中旬以降、パレスチナ人とイスラエル治安部隊との衝突が続くエルサレムで8日夜も衝突があり、イスラエル紙ハーレツは医療関係者の話として、パレスチナ人64人が負傷したと伝えた。

 イスラエル当局はこの日、警戒を強め多数の部隊を展開。警察はパレスチナ人29人を拘束した。

 エルサレムでは9日以降、イスラム教徒のパレスチナ人が重要視するラマダンが続く一方、1967年の第3次中東戦争でイスラエルが東エルサレムを占領したことを記念するユダヤ教徒にとっては大切な「エルサレムの日」が控えており、緊張は続きそうだ。


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