延長決定から一夜、広がる困惑 「終わり見えず」「危機感希薄」

名古屋駅前を歩くマスク姿の人たち=8日午前

 政府が東京、京都、大阪、兵庫の4都府県に発令している緊急事態宣言の期限を今月31日までに延長し、愛知、福岡両県を12日から追加すると決めてから各地は8日、初めての週末を迎えた。「終わりが見えない」「効果に期待できない」。再び続く我慢の日々に落胆と困惑の声が上がり、政府の対策に疑問を投げかける人もいた。

 羽田空港を行き交う人はまばら。旅行で富山県に向かうという会社員(65)は「終わりが見えない。期間や内容がころころ変わると、予定も立てられない」。

 対象地域への追加が決まった愛知の名古屋駅では、「自分も含めて周囲の危機感は薄れている」との声も聞かれた。


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