米、WHOに台湾の招待要求 24日からの総会に

 【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は7日、声明を発表し、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長に対し、台湾を24日から始まるWHO総会にオブザーバーとして招待するよう要求した。新型コロナウイルス対策には台湾の参加が必要だとしている。

 台湾のオブザーバー参加について、決定権限はWHO事務局にはなく、加盟国、特に中国の意向に左右される。ブリンケン氏は声明で「台湾の排除は、感染拡大を抑制し公衆衛生危機を防ぐための国際的な取り組みに悪影響を及ぼす」と指摘。「中国が例年通り(台湾の総会参加に)異議を申し立てる前に要請する」と強調した。


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