中国、北京五輪の開催に自信 習氏、欧米のボイコットけん制

中国の習近平国家主席(新華社=共同)、IOCのバッハ会長(ロイター=共同)

 【北京共同】中国国営中央テレビによると、習近平国家主席は7日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と電話会談し、来年の北京冬季五輪について「予定通り開催し、成功させる自信に満ちている」と述べた。北京五輪を巡っては、中国当局による新疆ウイグル自治区での人権抑圧を理由に欧米などでボイコット論が出ており、そうした動きをけん制した形。

 習氏はバッハ氏に対し「IOCと引き続き連携し、東京五輪の開催を支持したい」とも表明した。中国が東京五輪に積極協力の姿勢を示したのは、北京五輪ボイコット論が広がらないようにする狙いもありそうだ。


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