福井県主導の人工衛星が初画像 超小型「すいせん」、防災活用も

福井県主導で企画し打ち上げた超小型人工衛星「すいせん」が撮影した同県敦賀市の衛星画像(アクセルスペース提供)

 福井県は7日、県主導で企画し、3月に打ち上げた超小型人工衛星「すいせん」が初めて地上を撮影した画像を公開した。撮影日は4月26日で同県敦賀市内の建造物や、湾内を航行する船舶をはっきりと捉えている。

 すいせんは宇宙ベンチャー「アクセルスペース」(東京)が開発した地球観測衛星で、自治体が計画の中心となった全国初の人工衛星。60〜80センチの直方体でカメラを搭載する。現在は姿勢制御や機器の調整中で、6月ごろから通常の運用段階に入る。

 画像データを県の防災や観光分野で活用する計画だ。


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