聖火・長崎初日、島原半島回る 普賢岳火砕流から30年

長崎県南島原市でトーチを掲げ走る聖火ランナー。奥は雲仙・普賢岳=7日午前

 東京五輪の聖火リレーは7日、全国20府県目となる長崎県の初日を迎えた。大火砕流発生から6月で30年の雲仙・普賢岳がある島原半島の南島原市をスタートし、島原市や雲仙市を回る。

 普賢岳の火砕流を機に地元で災害ボランティアを始め、各地の被災地に赴く高木浩徳さん(61)は南島原市内を走り「噴火災害を経験し、全国から支援してもらった恩返しとしてボランティアをしてきた。今後も活動を続けていく」と述べた。

 島原市では、同市出身の俳優宮崎香蓮さん(27)が市のシンボルでもある島原城の白い城壁を背に街を駆け抜けた。


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