米フロリダでも投票制限法 トランプ氏の虚偽主張影響

 【ワシントン共同】米南部フロリダ州のデサンティス知事(共和党)は6日、投票の機会を事実上制限する州法案に署名、同法が成立した。バイデン大統領の民主党側は黒人や中南米系、障害者らに不利になると批判。市民団体は制限を止めるため即日提訴した。

 共和党内で影響力を保つトランプ前大統領による「大統領選が不正で盗まれた」との虚偽主張を踏まえた動き。共和党が主導権を握る南部ジョージア州でも同様の州法が成立。南部テキサス州では立法化の動きが進む。いずれも大統領選で重要州と位置付けられる。

 大統領副報道官は6日、記者団に対し州法は「うその上に築かれたものだ」と非難した。


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