英21年GDP予想を上方修正 ワクチン拡大、中銀予測

 【ロンドン共同】英中央銀行イングランド銀行(BOE)は6日、2021年の実質国内総生産(GDP)が前年比7・25%増加するとの予測を示した。新型コロナウイルスのワクチン接種が進んで景気回復への期待が高まっており、5%増を見込んでいた従来予想を上方修正した。

 コロナ禍が直撃した20年は10%減から9・75%減に修正した。21年1〜3月期は感染再拡大が影響したが、英政府が段階的に経済活動を再開させることで「力強く回復する」とした。ただ「経済の先行きは依然として不透明だ」とも指摘した。

 22年の予測は7・25%増から5・75%増に引き下げた。


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