百貨店協会、営業拡大を要望 コロナ緊急宣言で雇用不安

 日本百貨店協会は6日、東京など4都府県に発令している緊急事態宣言が延長された場合、新型コロナの感染防止対策の徹底を前提に、対象地域での営業拡大を求める要望書を政府に提出。百貨店の休業による従業員の雇用不安や取引先の業績悪化を理由に挙げた。

 要望書は村田善郎会長名で提出。休業要請に従って4都府県の百貨店は生活必需品売り場を除いて閉鎖しているが、生活インフラとして再開を求める顧客の要望があると紹介した。

 協会による百貨店各社への聞き取りでは「感染予防対策をしっかり行い、むしろ安全な施設だ」などとの声があったという。


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