ファイザー製、95%感染予防 イスラエルのワクチン接種分析

米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン

 【ワシントン共同】米製薬大手ファイザー製の新型コロナワクチンを導入したイスラエルで1月から4月の感染状況を分析した結果、2回接種から7日を経ると95・3%の感染予防効果が見られたと、同社やイスラエル保健省などのチームが英医学誌ランセットに5日発表した。

 実用化前の臨床試験で発症率を大幅に低下させる効果が報告されたが、実際の接種でも高い有効性が示された。1回接種では効果が劣ることも分かり、チームは「2回接種が重要」と呼び掛けている。

 イスラエルでは4月3日時点で、16歳以上の72%(約471万人)、65歳以上の90%(約102万人)が2回接種を完了した。


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