日仏、香港ウイグルに深刻な懸念 外相会談で共有、東・南シナ海も

茂木敏充外相

 茂木敏充外相は4日午後(日本時間5日未明)、英ロンドンでフランスのルドリアン外相と会談した。中国による民主派弾圧が続く香港情勢や、新疆ウイグル自治区の人権状況への深刻な懸念を共有。中国が海警局に武器使用を認めた海警法や、東・南シナ海での一方的な現状変更の試みも、深刻に懸念しているとの認識で一致した。

 五輪・パラリンピックを巡り、今夏の東京、2024年のパリ大会成功に向け連携していく方針を申し合わせた。

 茂木氏は、欧州連合(EU)がインド太平洋戦略を初策定する方針で合意したことを歓迎し、議論を主導したフランスの姿勢を評価した。


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