大相撲の業師宇良、再入幕に闘志 「一気に決められたら」

稽古で胸を出す宇良(左)=東京都墨田区の木瀬部屋(日本相撲協会提供)

 大相撲で業師として人気の西十両2枚目、宇良が3日、東京都墨田区の木瀬部屋での稽古後に電話取材に応じ、右膝の大けがを克服して再入幕が視野に入る夏場所(9日初日・両国国技館)に向け「チャンスがあるならつかめるようにしたい。一気に決められたらうれしい」と闘志を示した。

 自己最高位は東前頭4枚目で、手術の影響により一時は序二段まで転落した。以前は土俵上を激しく動き回る取り口が持ち味だったが、現在は筋力や体重を増やし、押し負けないことを意識。「失ったものを別のもので補ったような形。昔より確実に体は強くなっている。それは言い切れる」と自信を口にした。


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