宣言解除の判断「時期尚早」 西村担当相、感染状況を分析

記者会見する西村経済再生相=2日午後、内閣府

 西村康稔経済再生担当相は2日、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言発令から1週間となったのに合わせて記者会見し、期限となる11日に解除するかどうかについて「今の段階からお答えするのはタイミングが早い」と述べた。感染状況の分析を進めて、適切なタイミングで判断すると強調し、不要不急の外出自粛への協力を改めて呼び掛けた。

 宣言対象の4都府県では感染者数や病床は厳しい状況が続いているが、昼夜ともに人出は減っていると指摘し「(感染者の)どの程度の減少につながるかは変異株の感染力の強さとせめぎ合っている状況だ」と分析した。


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