東北新幹線、5時間ぶり全線再開 宮城で震度5強、乗客足止め

地震の影響で東北新幹線が運転を見合わせ、混雑するJR仙台駅の新幹線改札口=1日午後1時13分

 宮城県で最大震度5強を観測した1日の地震で、運転を見合わせていた東北新幹線は午後3時半、5時間ぶりに全線再開した。秋田、山形両新幹線や在来線のダイヤも乱れ、ゴールデンウイークの5連休初日に多くの乗客が足止めされた。地震の負傷者は福島県で1人判明して計3人になった。気象庁は、東北地方で2日にかけて大雨が予想されるとして、被災地に警戒を呼び掛けた。

 帰省のためJR仙台駅から新青森駅に向かう予定だった仙台市の女子大学生(20)は「新幹線に乗ろうとした時に激しく揺れたので怖かった。2月から大きな地震が続き不安だ」と話した。


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