就活セクハラ4人に1人 男女ともに被害深刻、厚労省調査

 厚生労働省は30日、就職活動やインターンシップ(就業体験)をした学生の4人に1人が、活動中に何らかのセクハラを受けた経験があるとの調査結果を公表した。厚労省による就活中のセクハラ調査は初めて。男女ともほぼ同じ割合で、性別を問わない深刻な被害実態が浮き彫りになった。

 政府は就活中のセクハラ対策の徹底を企業に要請。同省は「被害に遭ったら遠慮なく、各地の労働局や大学などに相談してほしい」と呼びかけている。

 調査結果によると、少なくとも1回はセクハラを受けた学生は25・5%で、男女別では男性26・0%、女性25・1%。何度も被害を受けた人が全体の3・7%いた。


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