宣言中も五輪テスト大会実施 組織委会長「安全優先で」

記者会見する東京五輪・パラリンピック組織委の橋本聖子会長=23日午後、東京都中央区(代表撮影)

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は五輪開幕まで3カ月となった23日の記者会見で、新型コロナウイルスの緊急事態宣言の発令期間中でも東京大会の運営リハーサルとなるテスト大会を実施する方針を明らかにした。「コロナ対策を今まで以上にして、安全安心を最優先で開きたい」と述べた。

 5月9日に国立競技場で開催される陸上のテスト大会は、無観客になるとの見通しを示した。選手向けのコロナ対策をまとめた「プレーブック」第2版も来週公表すると明言した。

 焦点となる観客数の上限に関しては、組織委や政府、東京都、IOC、IPCの代表者による5者協議を来週開催の予定。


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