日米仏訓練は5月11〜17日 防衛相「連携し技量向上」

 岸信夫防衛相は23日の閣議後記者会見で、陸上自衛隊がフランス陸軍と米海兵隊とともに、5月11〜17日の日程で長崎県佐世保市の相浦駐屯地、宮崎県えびの市と鹿児島県湧水町にまたがる霧島演習場で共同訓練をすると発表した。航空部隊も加わり、九州西方の海空域でも訓練。同時期にフランス海軍と海上自衛隊の共同訓練も実施するよう調整している。

 訓練は中国の海洋進出をけん制するのが狙いとみられる。太平洋に領土を持つフランスは今年に入り、日米との訓練機会を増やし、協調姿勢を強めている。岸氏は「日米仏の連携を強化し、自衛隊の島嶼防衛の戦術、技量をさらに向上させたい」と述べた。


  • LINEで送る