米首都に州の地位を 下院で法案可決

 【ワシントン共同】米下院は22日、首都ワシントン(コロンビア特別区)に州の地位を付与する法案を民主党の賛成多数で可決した。約70万人が住むワシントンには連邦議員の割り当てがなく、市民の間では納税するのに国政に意見を反映できないとの不満が強い。ワシントンは民主党支持者が圧倒的に多く、共和党議員は全員法案に反対した。

 法案は今後上院に送付されるが、勢力は民主党、共和党が50議席ずつの同数。上院では「フィリバスター」と呼ばれる議事進行を阻む行為が認められている。これを回避して採決に進むには60票の賛成を得る必要があり、ハードルは高い。


  • LINEで送る