欧州中銀、大規模緩和維持 コロナ長期化、景気下支え

 【ロンドン共同】欧州中央銀行(ECB)は22日、ユーロ圏19カ国の金融政策を議論する理事会を開き、大規模な量的金融緩和など現行政策の維持を決めた。新型コロナウイルス流行が長引き、域内経済への深刻な影響が続いていることから、景気の下支えを続ける。

 ラガルド総裁は理事会後の記者会見で、1〜3月期のユーロ圏経済はマイナス成長だった可能性があるとの見方を明らかにする一方、4〜6月期に回復に転じるとの見通しを表明。「新型コロナワクチン接種の進展が回復期待を支えている」と説明した。


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