「ワクチンの保管に雇う雪女」 妖怪川柳もコロナ一色

妖怪川柳コンテストの大賞作品のパネルと詠まれた妖怪を披露する着ぐるみの鬼太郎とねこ娘ら=22日午前、鳥取県境港市

 鳥取県境港市の観光協会は22日、妖怪を題材に世相や時流を詠む「第15回妖怪川柳コンテスト」の入賞作17句を発表した。特別審査員が選ぶ大賞には、歌人の俵万智さん選出の「ワクチンの保管に雇う雪女」=宇都宮市に住む高野信夫さん(64)作=と、漫画家の弘兼憲史さんが選んだ「アベノマスク口裂け女が駄目を出し」=青森県八戸市の高橋亨さん(64)作=に決まった。

 一般の部にはこのほか、愛知県清須市の男性=応募時(52)=の句「外出たい国民みんなろくろ首」や宮崎市の男性=同(66)=の「孫来れず座敷童子を部屋に呼ぶ」など、コロナ感染拡大による自粛生活を嘆く句が並んだ。


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