2021年4月22日 05:15 | 無料公開
行方不明になったインドネシアの潜水艦「KRIナンガラ」=2019年(インドネシア海軍提供・共同)
【ジャカルタ共同】53人が乗ったインドネシア海軍の潜水艦がバリ島北方沖で21日の訓練中に消息を絶った事故で、潜水中に何らかのトラブルで停電が起き、制御不能になった可能性があることが22日分かった。水深600〜700メートル付近まで沈んだとみられている。国防省が明らかにした。
ロイター通信によると、同艦は水深250メートル前後までの水圧に耐えられるように設計されている。同省によると、インド、オーストラリア、シンガポールに救援支援を要請しており、捜索を急いでいる。
潜水した付近の海面に、燃料のような油が浮かんでいるのを21日朝に捜索ヘリコプターが発見した。