2021年4月21日 23:35 | 無料公開
国立ハンセン病療養所「長島愛生園」で見つかった入所者の「解剖録」
岡山県瀬戸内市にある国立ハンセン病療養所「長島愛生園」と「邑久光明園」で、1930〜90年代に亡くなった入所者計約3千人分の解剖記録が残っていることが21日までに、両園への取材で分かった。隔離政策の下で大半の患者が解剖されていた可能性があるほか、適切に同意が取得されていたかも不明な点があり、両園は詳細な調査や資料保存の在り方の検討などを進める。
長島愛生園では、開園翌年の31年から56年までに亡くなった1834人の解剖記録が32冊の「解剖録」として残っていた。邑久光明園では、約1100人の記録が残っていた。