東証、一時500円超下げ コロナ懸念、一時500円超安

東京証券取引所

 21日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続落した。下げ幅は一時500円を超え、節目の2万9000円を約1カ月ぶりに割り込んだ。新型コロナの世界的な感染再拡大を懸念する売り注文が先行した。

 午前9時15分現在は前日終値比344円65銭安の2万8755円73銭。東証株価指数(TOPIX)は28・03ポイント安の1898・22。

 変異株の広がりに伴うコロナの深刻な流行で、国内外の景気回復ペースが鈍ると警戒された。20日の欧米株が下落し、投資家心理を冷やした。日本では近く3度目の緊急事態宣言発令に踏み切る見通しで、経済活動の停滞が意識された。


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