自民、公務員制度改革を提言へ 「霞が関崩壊」の危機に直面と

公務員制度改革の提言案ポイント

 自民党行政改革推進本部(棚橋泰文本部長)がまとめた公務員制度改革に関する提言案が20日、判明した。若手官僚の早期退職増加を巡り「『霞が関崩壊』の危機に直面している」と表明。リモートワーク推進など職場環境の改善に特化した予算「働き方改革推進特別枠」を創設するよう求めた。関係者が明らかにした。

 深刻化する国家公務員の志望者数減少や人材流出に歯止めをかけたい考え。

 提言案は、若手官僚の7人に1人が退職を希望していると強調。時間外労働の徹底管理や仕事の外部委託を進める必要性を指摘した。必要な部局は増員するなど柔軟な人員配置も促した。


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